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ムパくんが聞く

農業試験場いちご研究所
所長
深澤 郁男さん

 いちご収穫量が43年連続日本一の栃木県に新しく「栃木i27号」が登場!! 品種登録を平成23年11月15日(いい いちごの日)に出願し、現在全国からその名称を募集している「栃木i27号」の開発を担った農業試験場いちご研究所の所長・深澤郁男さんにお話をうかがいました。

いちご王国・栃木県から満を持して新品種が登録出願されましたね。品種開発にはどれくらいの年月がかかったのですか?
深澤さん 「とちおとめ」を品種登録出願したのが平成6年だから、「栃木i27号」の登録出願は17年ぶりなんだ。平成18年に交配して育成した株から選抜されたもので、今年で育成6年目になるんだよ。
交配・育成・選抜という開発工程があるんですね。品種の開発過程で苦労されたことってありますか?
深澤さん 新品種には、果実の大きさ・食味の良さ・流通適性にあった果実の硬さ・病気への強さ等、複数の要因が求められていたんだ。さらに「とちおとめ」は、"国内シェアNo.1"の品種で、生産性の高さ・食味の良さで現在でも高い評価を受けているから、この高いハードルを総合的に超える品種の開発はなかなか容易ではなかったんだ。
あの「とちおとめ」を超える品種となると、ますます気になる存在ですね。そんな「栃木i27号」の魅力を教えて下さい。
深澤さん 一番の特徴は、果実が極めて大きいということかな。「とちおとめ」の平均果重は15gなんだけど、「栃木i27号」は26gと2回りくらい大きいイメージだよ。現在、市場に出回っている主要品種の中でも群を抜く大きさなんだよ。食味についても良好で、糖度と酸度のバランスが良く、ジューシーでまろやかな味わいなんだ。果形は円すいで、色は濃橙赤色で光沢があり外観品質も優れているよ。
へぇ~、食べ応えのある大きさに食味、見た目もいいとなると県内生産者の方からの期待も大きいんじゃないですか?生産者にはどんなメリットがあるんでしょうか?
深澤さん まずは、「とちおとめ」に比べて3割程度収穫量が多いことが一番のメリットと言えるね。さらに、果数が少なく1果が大玉だから収量が増えても収穫やパック詰めに係る労力は大幅に軽減できるし、個々の栽培面積の拡大も可能になると思うよ。それに、「とちおとめ」に比べて炭疽病や萎黄病といった重要病害に対する耐病性が強いから、作りやすいということも大きなメリットになるよね。
なるほど~。生産のメリットにも挙がっている果実が大きいという点で、どんな販売が考えられているんですか?
深澤さん 大玉で外観がいいという特徴をいかして、高級果実として贈答用に対応できるかなと考えているよ。また、海外への輸出も大きな可能性があると考えているから、"栃木のいちご"の新たな需要を開拓していければと期待しているんだ。
海外進出の可能性があるとなるとさらに楽しみです!早く見たい・食べたいというところではありますが、この品種が店頭に並ぶのはいつ頃ですか?
深澤さん そうだなぁ、平成24年度からの2年間は栽培技術を実証したり試験販売により販売戦略を構築する為、生産者を限定しての実証栽培となるんだ。その間に、苗の増殖をすすめ平成26年度から一般栽培に拡大する予定だから…消費者の皆さまに安定的に供給されていくのは、平成26年12月頃からになると思うよ。 
約3年後が待ち遠しいです! さて「栃木i27号」の名称を募集されているようですが、どうやって応募すればいいんですか?
深澤さん ①新品種の名称(フリガナ)②その理由(200字以内で簡単に)③応募者の氏名(フリガナ)、住所、電話番号等を明記の上、下記宛先まで郵送、FAXまたは電子メールで応募して下さい。みんなに愛され、親しみやすく、憶えやすい名称をつけてもらえたら嬉しいです。
どんな名前で店頭に並ぶのかも楽しみですね。
1粒で2度待ち遠しい!!
深澤さん、有難うございました。

宛先:〒320-8501宇都宮市塙田1-1-20 栃木県経営技術課 いちご名称募集係
   TEL 028-623-2313 FAX 028-623-2315 E-mail agriinfo@pref.tochigi.lg.jp
募集期間:平成23年12月1日~12月28日
発表:平成24年11月予定
※県公式HPからも応募できます。 ホーム>トピックス>いちご名称募集のページへ

 

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