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2024年04月09日

那須塩原のフクロウ鳥インフル陽性確認

栃木県は8日、那須塩原市で野生のフクロウの死骸が見つかり、鳥インフルエンザウイルスの陽性が確認されたと発表しました。

さらに、国立環境研究所で遺伝子検査を実施し、致死率の高い高病原性かどうか調べることにしています。結果の判明まで1週間程度かかる見込みだということです。

県の自然環境課によりますと、フクロウ1羽の死骸が8日那須塩原市内で回収され、簡易検査で陽性でした。

県は死骸の回収地点から半径3キロ圏内の100羽以上を飼育する養鶏場で立ち入り調査をし、半径10キロ区域で1万羽以上を飼育する養鶏場に聞き取りを行いましたが、異常は確認されていない、ということです。

鳥インフルエンザウイルスは、感染した鳥との濃密な接触などの特殊な場合を除いて、通常では人には感染しないと考えられており、県では冷静な行動を呼び掛けています。

また、死んだり弱った野鳥を見つけたときは、素手で触らず、県に連絡してほしいとしています。
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