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2024年04月12日

那須塩原のフクロウ高病原性鳥インフル確認

栃木県は12日、那須塩原市で今月8日に見つかり簡易検査で鳥インフルエンザウイルスの陽性が確認された野生のフクロウの死骸について、国立環境研究所で実施した遺伝子検査の結果、致死率が高い高病原性のH5亜型と確認されたと発表しました。

県は今月8日、死骸の回収地点から半径3キロ圏内の100羽以上を飼育する養鶏場で立ち入り調査をし、半径10キロ区域で1万羽以上を飼育する養鶏場に聞き取りを行い、いずれも異常のないことを確認しています。

さらに、9日と10日にも半径10キロ圏内で野鳥の生育状況や死亡した野鳥の調査を行いましたが、異常は認められなかったということです。

県では今後、野鳥の監視の強化や相談窓口の設置、養鶏場への指導を引き続き実施するとしています。

鳥インフルエンザウイルスは、感染した鳥との濃密な接触などの特殊な場合を除いて、通常では人には感染しないと考えられており、県では冷静な行動を呼び掛けています。

また、死んだり弱った野鳥を見つけたときは、素手で触らず、県に連絡してほしいとしています。
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