那須町の河川敷で今月16日に焼けて損傷した男女の遺体が見つかった事件で、その日の未明に実行役とみられる２人組と男女が都内の住宅で接触した疑いがあることが捜査関係者の話で分かりました。

防犯カメラの映像などから判明したもので、男女は２人と接触した後、暴行を受けた可能性があることから、警視庁と栃木県警の合同捜査本部はこの住宅を現場検証しました。

この事件は、今月16日に那須町伊王野の河川敷で会社役員の55歳の男性と56歳の妻の遺体が見つかったもので、死体損壊の疑いで25歳の男が逮捕されました。

捜査関係者によりますと、男が車を貸した実行役とみられる２人組について、「数回飲んだことがあるが、本名は知らない」と供述していることも分かりました。

また、ガソリンや粘着テープなどの購入を指示したとされる知人については「遺体の処理を頼まれた。名前は言えない」と話していて、合同捜査本部は知人が指示役とみて調べます。